スタンドライトの種類と特徴

目次

スタンドライトとは

スタンドライトとは、置き型の照明のことを言います。

移動させて使うことができる照明器具であり、場所や用途にあったさまざまな種類のものがあります。

 

スタンドライトの分類

室内の床に置くタイプを「フロアスタンドライト(floor lamp)」、机の上に置くタイプを「テーブルスタンドライト(table lamp)」といいます。

テーブルスタンドライトのうち、腕(アーム部分)が折れて角度調整が可能なタイプを「アームライト」といいます。
余談ですが、映画のオープニングによくでてくるあのキャラクターもイギリスのアームライトがモデルとなっています。

 

ランプを包む部分のかたち

ランプを包む部分のデザインには様々なタイプがあり、そのタイプによって光の向きや灯りの大きさが変わり、部屋の雰囲気をつくることができます。

 

シェード型

シェードとは、ランプを包む部分の笠(かさ)のことです。シェードには様々な素材が用いられ、布・スチール・木製・ガラス・アクリルなどの素材が使われます。

ポールの上に笠をのせたようなフォルムがお洒落で、その素材と電球の種類によって放つ光の表情が変わります。

 

グローブ型

グローブ型とは、ランプの周りを布やアクリル、ガラスなどの素材が覆っているスタンドライトのことです。円形や円柱状のものが多いです。

 

トーチ型

シェード部分が上向きに開いており、上に向けて灯りが灯るタイプのことです。ブラケットライトやスポットライトで天井や壁を照らすのと似たような効果が得られます。

 

スポットライト型

その名の通り、スポットライトのように直接的に照らしてくれる照明です。ライトの向きを変えることができるタイプもあるので、直接照明・間接照明どちらの用途でも使うことができます。

 

支柱部分(ポール・アーム)のかたち

支柱部分には、スチール・アルミダイキャスト・木製などがあり、シェード(又はグローブ)部分には、布・スチール・木製など様々な素材のものがあります。

ポール・アームからなる支柱部分のかたちはスタンドライトの魅力の一つです。

ベースに対して垂直にまっすぐポールが立っているものは、部屋の形をスッキリさせてくれます。それに対してポールが個を描いているようなものは、部屋の雰囲気を柔らかく見せてくれます。

また、ポールが枝分かれして2灯、3灯とライトがついているものもあり、トーチ型とスポット型を併用したものなどがあります。

ベースがなくポールが3股に分かれて脚となり支えているものは、なにかキャラクターのような可愛らしさを備えています。

中にはドーナツを重ねたような形のものまであり、シンプルなものからアートチックなものまで様々です。

 

調光・調色機能を選ぶ

照らす場所や用途が決まっている場合以外は、調光・調色機能付きを選ぶといいと思います。
いざ設置してみると色が合わない・明るすぎるということもありますので、調節ができるタイプをおすすめします。

局部照明として使われることが多いスタンドライトは、明るさがありすぎると不快になってしまうことがあるので、明るすぎないものを選ぶか調光機能付きを選ぶかの対策が必要となります。

また、気分によって部屋の雰囲気を調整したり、他の照明の色と合わせたりするためには調色機能があるととても便利です。

 

重さ・安定性を確認する

建築物に取り付ける他の照明とは違い、自在に動かすことで様々なシーンに対応できるスタンドライトですが、そのメリットがデメリットとならないように確認しておくポイントが「重さ」、そして「安定性です。

あまり重たすぎても運ぶのに労力がかかってしまいますが、触れるとグラグラして倒れそうになってしまう照明もありますので、手の届く範囲に設置する場合は重さや安定性も確認しておくと良いでしょう。

 

まとめ

置き型で移動できるスタンドライトは、スッキリとしたものからキャラクターのようなデザインのものまで、様々なものがあります。

スペースや用途にあった大きさ、ポールの長さ、重さや安定性などを重要視して選ぶことで暮らしに合った、より良いスタンドライトが見つかるかもしれません。

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この記事を書いた人

現場監督クロと、住宅設計士シロの建築士コンビが運営。


”住宅の間取りと照明”
についての知識・情報を発信中。

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