ダイニングを照らす照明は、食卓を照らし、暮らしに彩りを与えてくれます。
ダイニング照明は、取り付ける高さによって明るさや影のでき方、部屋の雰囲気が変わります。今回は設置高さの基準やポイントについてを、6項目に分けてご紹介します。
① テーブルからの距離を基準にする
ダイニング照明の高さを決める際は、ダイニングテーブルの高さを基準としましょう。ダインニングの一番の目的である”食事をする高さ”を基準に、そこからどれぐらい高さを上げるかを考えていきます。
②ダイニング照明の高さはテーブルから60~80㎝を目安とする
照明の種類やシェードの大きさによっても変わってきますが、テーブルからの高さは一般的に、60~80㎝を目安とすると良いでしょう。クロとシロは70㎝を基準として、照明によって高さを調節するようにしています。
60~70㎝で設置するとテーブルの上を重点的に照らすような感じとなり、ダイニング全体には明かりが届きづらいですが、空間に明るいところ、暗いところのメリハリをつけてくれます。
70㎝という高さは、椅子に座った時の視線を妨げないので 、家族の会話などもスムーズに行うことができます。また、シェードのついた照明の場合は椅子に座った時に光源が目に入らない高さとなるので、眩しさも抑えることができます。
高さを70㎝とすると、椅子から立ち上がる際に、頭が照明にぶつかってしまう可能性もありますので、立ち方には注意が必要です。
③ダイニング照明の種類は、高さを選べるペンダントライトがおすすめ
ダイニングの照明はペンダントライトがおすすめです。天井につけるダウンライトやシーリングライトと比べてペンダントライトは灯具の長さが商品によって違うため、テーブルからの高さを調整できます。テーブルの明るさや、空間の雰囲気を演出しやすいのでペンダントライトがおすすめです。
④テーブルの大きさと形を考慮して微調整をする
テーブルの大きさや形によって照明のあたり具合が変わってきますので、基準の高さから微調整を行います。照明選びの前に、テーブルの形や大きさを決めておくと良いでしょう。
⑤天井高さによってダイニング照明の高さを調整する
天井が高いときは照明の高さを少し高めにすることで高天井の解放感を演出できます。
ダイニング照明を高くしたくない場合は、天井は間接照明で明るさを補ってあげるのもおすすめです。天井の高さが低いときは、ダイニングテーブルと照明の高さも天井に合わせて低めに設定するのがおすすめです。この場合もダイニングテーブルから照明までの高さは60~80㎝をキープするように しましょう。
⑥空間に影をつくる(上級編)
ダイニング照明でダイニングテーブルを照らすと、テーブルの周りに影ができます。その影は、空間に奥ゆかしさや暮らしの表情をつくりだします。照明の高さによってできる影の大きさや形、グラデーションも変わってきますので、空間づくりを楽しみながらお気に入りの高さを見つけましょう
まとめ
ダイニング照明の高さを決める際のポイントをご紹介しました。
たくさんのポイントがありますが、ご紹介した①~⑥のポイントを順を追ってクリアしていくとダイニング照明の高さをスムーズに決めることができますので、ぜひ取り入れてみてください。
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